Benelliの歴史


1911年、イタリアのペーザロにテレサ・ベネリが全財産を投資してベネリ社を設立。
最初は車とオートバイの修理専門の「ベネリ修理工場」といった程度の規模だったが、修理用のパーツを自社で製作するようになった。


1920年、最初の完全自社製エンジンを発売するが、これは自転車のフレームに搭載するための75cc2サイクル単気筒エンジンで、1921年の終わりには98ccまで拡大された。これを搭載したオートバイの製造を開始し、2年後には競技仕様の自社製マシンでレースにも参戦。徐々にその名を轟かせていった。

復活


第二次世界大戦によって工場が破壊されたため、1949年に生産を再開。
同年に長兄ジュゼッペ・ベネリが独立してモトビ社を設立し、1962年にジュゼッペ・ベネリが他界するとベネリはモトビ社を吸収合併した。この合併によってベネリは規模を拡大。ところが1988年、モト・グッツィとの合併によってペーザロの生産工場も売却され、一旦ベネリブランドのオートバイは消滅したが、1995年に新オーナーの決断により復活。モータースポーツの世界にも復活を遂げており、2001年にトルネード900をスーパーバイク世界選手権に参戦させた。

2011年にBenelliは創立100周年を迎え、電動アシスト自転車の製造販売も開始。
2016年8月には巨大企業GEELYの資本参加を受け、イタリアの古豪オートバイブランドは“新生 Benelli”として今もなお進化し続けている。

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